独学でWebデザイナーになるまでの4ヶ月間

独学でWebデザイナーになるまでの4ヶ月間

Webデザイナーを目指し独学で勉強を始めてから4ヶ月、ついに、Webデザイナーとして働かせていただけることになりました!

もちろん、プロとしての実務レベルから考えたらスキルはほぼゼロなので、引続き勉強の日々ではあります。
それでも、実際に働いている先輩たちに囲まれて、お給料を貰いながら、仕事を任されながら勉強していけるんだって考えると、やっぱりすごく嬉しいです!

せっかくなので、これまでの4ヶ月間を振り返っておこうと思います。


この記事は、Webデザイナーを目指して勉強を始めてから実際にWebデザイナーとして働き出すまでの間に書いたものです。記事の内容は、2015年5月31日に書かれています。

スキルはあるに越したことはないです。

でも、ゼロから独学でWebデザイナーを目指す人間が実際に採用されるかどうかは、「スキルを身につけるために何をしてきたのか」とか「どのように努力してきたのか」に掛かってくるんじゃないかと思います。
「がんばります!」「やる気はあります!」と言っても、作品ひとつ作らずに面接に行ったのでは信用されませんし、笑顔のないくらーい声で「IT業界に興味があって」とか言われても、一緒に働く気にはなれないってことです。
それを踏まえた上で、私の4ヶ月間が、誰かの参考になればいいなと思います。


【2月】

Webデザインの勉強を始めました。10年以上前に趣味でサイトを作っていたことがあるので「HTMLならすこし分かる」という程度。CSSについては知識ゼロからのスタート。

まずは「Webデザイン 独学」とかでググって参考になりそうなブログを片っ端から読みまくりました(笑
その結果、「とにかく手を動かしてサイトを作ってみる」ってのが一番勉強になりそうだと思ったので、HTML/CSSの基礎が学べそうな書籍を一冊購入し、毎日パソコンの画面と睨めっこ。本の内容をひと通り勉強したのち、架空サイトをひとつ作ってみることにしました。

ワイヤーフレームを描いてデザインカンプを描いてコーディングをする、というWeb制作の基本的な手順に沿っての、初めてのサイト制作です。

【3月】

とりあえずサイトを作ってみて、大まかな流れやベースとなる必要最低限の技術については学べたので、今度は「デザイン」についての勉強をすることにしました。

こちらも基礎が学べそうな書籍を一冊購入して読み進め、その後、Webサイトのデザイン模写をしました。デザイン模写はほんとうに勉強になります!
ある程度基礎を勉強した後は、時間があればひたすら模写しててもいいかも。

デザイン模写の次は、WordPressを触ってみました。
今はWordPressでサイトを構築することも多いみたいなので、まったく触ったことがないよりは、管理画面の使い方だけでも分かっているほうがいいと思ったんです。
CSSの勉強も兼ねて、CSSを使ったボタンエフェクトギャラリーサイトを立ち上げました。

この間に、ハローワークで求職の登録をし、職業訓練の選考試験も受けました。そしてあっさり落とされました;;
独学で勉強をしてるところです、って言ったのがいけなかったのか、赤子がいるってことが懸念されたのか、単にテストの点が悪かったのか(笑

【4月】

職業訓練が受けられなかったので、予定よりも早く求職活動を進めなければいけなくなりました(笑

とりあえずポートフォリオサイトが要るな、と考えてポートフォリオサイトの作成を始めます。
しかし、背伸びしすぎて難航します。完成しないまま求人に応募してしまいます(笑

応募したのは「未経験OK」で「最低限HTML分かる人」くらいの、すごくハードルの低い求人でした。技術面より、人物重視の求人、という感じです。
書類選考なしで面接していただけましたし、面接の内容も、スキルどうこうというよりは、就職して続けていけるかどうか(会社の雰囲気に合うかどうか、お客様とコミュニケーションが取れるかどうか)を重視しておられる印象でした。

何とかポートフォリオサイトを完成させたころ、2次面接のお知らせを頂きました。
2次面接までに何かもう1作品……と思って、ECサイトのトップページデザインを制作、コーディングしました。これは応募した企業の制作実績を参考にしながら作りました。
1週間弱という限られた時間で必死で作り、それを持って2次面接へ臨みました。

【5月】

3次面接のお知らせをいただき、正直「これはもう合格でしょ!!」と浮かれ半分、「いやでも最終で落とされるとかもよくある話だよね……落ちたらどうしよう……」と不安半分で、だんだんよく分からなくなってきていました(笑

私は、面接については特に準備らしい準備をしないタイプの人間なので、その間も家では黙々と勉強を続けていました。
会社の制作実績を見る限り、レスポンシブデザインへの対応を進めていくことが課題になっているようだったので、レスポンシブデザインについて学べそうな書籍を買い、勉強してみることにしました。サンプルサイトを作りながら学べるタイプのものです。

3次面接の結果、2週間ほど会社で勉強させていただけることになりました。
会社ではFireworksとDreamweaverがメインで使われているので、両ソフトを使って、デザインテンプレートの編集やWordPressによるサイト構築の方法などを勉強させて貰いました。
大好きなデザイン模写もしました(笑

そして現在に至る。

まだまだ勉強すべきこと、勉強したいことがたくさんあります。
働きながらでどのくらい自習の時間が確保できるかわかりませんが、これからもどんどん色んなことを吸収していきたいと思います!

この記事を書いた人

ひしもち

京都の某Web制作会社で4年弱勤務したのち、退職して個人事業主となりました。
現在の主なお仕事は、WordPressを利用したWebサイトの制作です。
業務システムのUIデザインをしていた経験もあり。

専業主夫+3人の子どもたちと暮らしています。ゲーム好きなインドア派ですが、ゆるゆる楽しむプレイスタイルです。